相手に期待する前に自分が備えよ。
という事で
大好きなスケート
大好きなサーフィン
大好きな食事…。
そしてもう一つ人生に欠かせない
俺が大好きなもの…。
そう、美人。
そう、可愛い子。
女の子!
あたりまえのことだが
あたりまえなことが1番大切。
好きなものを好きと言える奴が強い。
そして女の子たちもそんな俺が好き。
実際モテるしな。
好きなのに好きじゃないふりしたり
すけべなこと考えてるのに
そんなつもりはございません。
みたいなのはダメ。
堂々としてたらええねん。
素直が1番。
女の子に下心使う暇あったら
自分がどれだけ男らしくあれるかに
気を使うべき。
サーフィンでも同じだと思う。
サーファーは海を口説きに海に向かう。
入る前に俺は必ず一言海に言う
おはよう、今日も綺麗だね!
しかも、心から言うのが大切。
どんな状況でもだ。
コンディションが悪かろうが。
下手で自信ない奴ほど
海に来てから言い訳を並べる。
昨日飲みすぎただの
海に入るのが1ヶ月ぶりだの
自信のない奴に口説かれる海の気持ちになってみろよ。
そんな奴にいい波をくれるか?
海のコンディションはどうにもならないが
自分のコンディションは自分次第だ。
とか半分本気、半分冗談な脳内雑談をしながら
ふと今から美人に会いに行く自分のコンディションが気になりルームミラーで自分を確認すると口髭は伸びっぱなしだし2.3日風呂にも入ってない自分に気がつく。
あ〜これじゃキスした時に
ヒゲが痛いかも知れないなあ。
しかも、身体は海くさい。
銭湯に向かった。
平日の朝から銭湯の中はだいぶ賑わっていた。
久々の温かいシャワーは最高だったし
水圧も完璧。
ついでに正面の鏡に写る自分の裸も完璧だ。
シャンプーをしてる時に見えるパドル筋が
俺は個人的に好きだ。
剃り残しがない様に口周りだけ
綺麗にヒゲを剃り
よし、これでキスしてもらえるぞ💋
と根拠のない自信を再装備した俺は
しばらく、久しぶりの湯に浸かり人間観察をした。
銭湯で前をタオルで隠して歩くやつは
大抵身体がだらしないし
顔から覇気が出ていないことに気がつく。
これは偏見だけれども9割あってるはず。
湯から出て体も程よく温まり
再びシャワーを浴びた俺は
オードリーの春日並みに胸を張り
タオルを肩にひっかけて脱衣所に向かった。