スイミー
スイミー
小学校の国語で習うはずだ
作レオレオニ、訳は谷川俊太郎。
1匹だけ色の違う黒色のスイミーが
家族を失い悲しみに暮れ海を彷徨う
やがてマグロに怯えて暮らしていた
小さな赤い魚たちと仲間になり
皆で泳ぎ大きな魚のフリをして
マグロを追い払い、安心を手に入れる
その際、黒色のスイミーが目の部分を担当する
日本の教育ではスイミーから
小さな力でも
皆で力を合わせることで
大きな力になることを学ぶ。
が、作者の1番に伝えたかったことは
きっと違う、俺にはわかる。
皆と色の違うスイミーが
海の美しさに出会い、悲しみを乗り越え
仲間に巡り合い、自分の色と知恵を活かして
困難に打ち勝ち、仲間を導く物語だ。
視野を広げれば世界は悲しみだけでなく
美しさに溢れていること
自分だけ色が違っても良いということ
困難から逃げず、知恵を出すこと
また、それを活かすキッカケは
いずれやって来ると言うことだ。
これをふまえた上で
もう一度、絵本の名作とされる
スイミーを読んでみてほしい。
スイミーみたく 自分でいる
スイミーみたく 自分がいい
スイミーみたく 自分になる
スイミーみたく スイミーみたく