ナニモノ
今までの俺は、なんとなく世間が提示する
"幸せのお手本"の様な理想ばかり目に入って、いろいろなことを求めすぎていた様に思う。
その散漫さは
何者でもない者ゆえの不安と焦りと
欲深さから来るもので、
心もとない日々は、自分の感受性を曇らせた。
でも本来、何者でもない状態の
なにが悪いのだっけ。
何者かにならなければならないとは
誰が決めたのだっけ。
そもそも”何者"って、ナニモノだ?
その正体は?
たとえそれが、よく知っている“何者”ではなくても、もうかまわない。
誰かみたいになりたいんじゃない
俺は俺でありたかったんだ。
自分の力の及ぶ限り
最高の自分になりたかったんだ。