金継ぎとリペア
金継ぎをご存知だろうか
器のひび割れや欠けを隠すのではなく
あえて金で装飾し新しい輝きを与えて
再生させる日本独自の伝統的修繕技法である。
安土桃山時代の茶人は修繕した器の傷跡を
『景色』と呼んだ。
新しい『景色』を見る、楽しむ
それが金継ぎである。
人も同じなのではと感じる。
欠けやひび割れがあるからこそ美しい
修復を経て、逆に傷跡から深い味わいが生まれていき、そして新しい『景色』が広がる。
欠けやひび割れは破損ではない
誤魔化さず、偽らず
キズとの調和、不完全を愛でよう
ひび割れを楽しんで行きますか?
日々、我を楽しんで生きますか!