カモメのジョナサン
ジョナサンは毎日エサをとるだけの暮らしに疑問を持ち続けていました。
他のカモメたちがエサをとるだけに生きているのとは違い、ジョナサンは「飛ぶこと自体」に生きがいを感じていて、毎日新しい飛行方法を試していました。
どこまで低速で飛べるか
どれほど海面に近づいて飛べるか、
どれほど高速飛行の限界に近づけるか
しかし、ジョナサンの行動は群れの規律を乱すということで、頭の固いカモメたちから呼び出され、彼は群れから追放されてしまいます。
ところがある日、ジョナサンよりはるかに速い速度で飛ぶ2羽の光輝くカモメが現われます。
高みのある世界を知ったジョナサンは、
2羽に先導されて「新しい世界」に飛び立ちましたとさ。
めでたし、めでたし。
海に着くと1羽のカモメが光って見えた
"岸を離れて冒険して来い
お前もこちら側なんだろ?"と俺を煽る。
まあ、そんな気はしてたんだよね
あれ?もしかして、ジョナサン?
"そうだよ、迎え来たよ!"
風を受けて舞い上がる。
空気抵抗から浮力を得る。
敵対ではない、戦いでもない。
たくましく受け止め、力に変える。
他人を受け止め力をもらえば
一人では届かない高みへはばたける。
問題を受け止め活用すれば、
平時には眠っていた能力が開かれる。
ジョナサンは今日も悠々と舞う。
飛ぶために飛び、生きるために生きる。
あらゆる全てを力に変えて。