サル目ヒト科ヒト属
自然相手にサーフィンを楽しんでいながら
人間本来の動物的な機能はどんどん退化している。
人間ならば「歩く、走る、止まる、跳ぶ」というのは本来備わっているべき運動性能のはず。
子どもたちは何も考えずにそれができるし
日常でそうする機会とたくさん出くわす。
だが人間は大人になるほど、
そういった行為が日常において当たり前ではなくなっていってしまう。
ちょっとした距離でも車に乗り、
ずっと机に座って、走らず、歩かず
階段の昇り降りさえ面倒になり
どんどん便利なものに囲まれて
それに比例するように人間本来の機能を衰えさせている。
浮力を借りてパドリングはできるし、
ボードの上に立って波を滑れるが
より原始的な運動能力は衰えるばかりだ。
しかも、3月後半に俺は腰を痛めていて
海に入れない日が3週間も続いた。
来たるべくして来た挑戦だな
問題を問題のままにして置いてはダメだ。
問題を放置すると不安に変わる
不安は不満にかわり、
不満は心を濁らせる、視野が曇る。
"問題"を"課題"と捉えた瞬間
"問題"の正しい大きさを理解する。
ずっと健康的であり続けたいし、
本来の運動能力を取り戻したい。
体力の低下を年齢のせいにしていいのは
やれることをやっている人だけだ。
いつでも全力で遊んでる俺と、
腰が痛くて海に入れないと嘆いている俺なら
全力の俺の方が魅力的に違いないしな。
2週間歩いてみて実感した。
さあ、皆も歩き出そうぜ
魅力的に生きるため
ヒトに戻るために。