バガボンド
何回読み直したか分からない漫画
一度はブックオフに全巻売りに出してしまったのだが
バガボンドは手元になきゃダメだ!と思い直し
全巻買い戻してしまった。
今現在37巻まで出ている。
スラムダンクの作者である井上雄彦が
吉川英治の小説『宮本武蔵』を原作に
井上雄彦なりの大きなアレンジを加えられて
漫画化した作品である。
主人公である宮本武蔵が"天下無双"を目指し
"強くなりたい"に始まり
"強くありたい"を経て
"弱さを知る強さ"を得る。
という3段階で構成されていると俺は感じている。
流浪の旅の途中に出会う人や経験が
武蔵という人間をより武蔵に仕上げていく。
普通の漫画なら主人公以外は脇役
だが、この作品ではそうではない。
全ての登場人物に血が通っていて
それぞれのストーリーがあり
そして哲学がある。
その哲学が改めて
サーフィンや生き方に通ずる気がする。
いや、通ずる。
全体を通してのストーリーの構成もさることながら
何回読んでも刺さるメッセージ性が強い。
読めば読むほど俺は
バガボンドという漫画に
弱い自分を斬られている。
サーファーに限らず
全ての人にバガボンドをオススメする。