雨後の筍と蝸牛🐌
玄関を出てすぐの塀にカタツムリがいた
殻に閉じこもっている。
カタツムリを横目に今日も一歩踏み出す。
すっかり習慣化したジョギングコースの横に竹林がある。
今まさにタケノコの旬が終わろうとしている。
横目でタケノコの成長を見ながら走る。
ビンビン丸と名前をつけた。
最初60センチほどだったビンビン丸は
毎日15センチ程度ずつ天に伸びて行く。
雨が降った後のことだった
毎日15センチ程という
こちら側の勝手なルールを破り
ビンビン丸は俺の身長を超えていた。
どうだ?驚いたか?と言わんばかりに。
ウルトラビンビン丸に姿を変え俺を見下ろしていた。
ジョギングを終え、塀を通り過ぎると
先程のカタツムリが銀色の足跡を残して
まあまあな距離を移動してるではないか。
そうか、勝手な決めつけはよくないな
動いていないようでいて動いている者
予想を超えた成長を見せる者
見えない努力にこそ本質がある。
1番タチが悪いのは目に見えるところしか
頑張ってないやつだな。
おい、そこのお前だよ🫵
タケノコやカタツムリ
俺はそちら側でありたいな。