波を選ぼう
とても単純な話なのですが、私が全く分かってなかったことです。サーフィン歴8年でオーストラリアでマンツーマンのプロコーチングを受けました。波の選択というレッスンは何度もありました。もしかしたら一番のテーマだったのかもしれません。
波を選びなさい
そればかり言われて、「分かってるよ。言ってることは。」と思っていました。プロサーファーはダメな波でもうまく乗ります。その「ダメな波でもうまく乗る方法を教えてくれよ。」と心の中で思っていました。
また次のレッスンも「2本目の波あっただろ、あれは手を出す波ではない」と言われます。こういう波はスピードが出ないから違うということだ。もっと張った波あるだろう。ということだ。また次のレッスンも。そのまた次のレッスンも波の選択ばかりでした。
実はなかなかピンと来ていなくて腑に落ちたのは2年も経った頃かもしれません。
良い波に乗った人がうまくなる
どんなレベルのサーファーでも良い波に乗れば今の自分の実力を大いに発揮できるライディングができます。良い波に乗れば今までできなかったことができるかもしれません。コツを掴むときは、上達するときは、波の良いときです。だから!うまくなりたかったら良い波に乗りなさい。ということです。その日の中の良い波で構いません。今日のコンディションの中で良い波ばっかり乗った人と、今日のコンディションの中で良くない波を乗っていた人では上達速度は何倍も違うということです。今日のコンディションは自分でコントロールはできません。与えられた今日の波です。その中で良い波に乗っている人と、適当に来た波に乗っている人の差は、3年後とてつもなく大きな差を生むということです。もっともっと波の選択に本気になりなさい。
この積み重ねでいつか波が見えるようになります。良い波ばかり乗れるようになります。もっともっとサーフィンが楽しくなります。混雑も気になりません。
波を選ぶということは全然単純ではありません。ものすごく奥が深くて何年も何年もかけて習得することです。まずは波の選択から。
サーフボードを小さくして間違った波のポジションから何回も落ちているようならば、大きなサーフボードを持ち出してそこの問題点は持ち出さないで、波の選択ばかりやっている方がうまくなります。レベルに応じてHFBのP5やP3をおすすめします。