波を迎えに行く
これまで書かせていただきました非常に多くの方が悩んでしまう
- パーリング問題
- テイクオフするといつもスープです
- うねりから乗る方法を知りたいです
これらの記事では問題が何なのかかだけでも分かっていただけたらと思いますが、もう1歩踏み込んで、ではどうすればいいの?にお答えしますと
波は自分で迎えに行きます
上記の問題を抱えるビギナーサーファーと周りにいる乗れているサーファーを岸から観察してください。15分も見ていると気づくと思います。何が違いますか?問題を抱えるビギナーサーファーは波を見つけたらその場で岸に向かってパドリングをスタートしますが、乗れているサーファーはまずは四方八方へ移動して、それからテイクオフのためのパドリングをスタートします。
乗れる場所はピンポイント
パーリングしないポジション、スープになる前のうねりのポジション、それでいてサーフボードが走り出すポジション。これが乗れる場所ですが、この範囲は実はとても小さいピンポイントなのです。自分が波待ちしているまさにその場所がピンポイントだったという可能性はかなり低いと考えてください。ベストなポジションはずれていると考えることから。
乗れる人はそこへ移動してます
自分の場所がぴったり乗れる場所という可能性はとても低いので移動しなければなりません。乗れる場所へ。波を見つけました → 良いところへ移動します → テイクオフのためのパドリングをスタートします。という流れです。乗れている上手なサーファーはそもそも波待ちのポジションも正確なのでその移動がほんの少しのことが多く、ビギナーから見ると調整していることに気づきにくいかもしれません。しかし微調整であっても必ずしています。必ずするほどポジションはシビアなことだと考えてください。
四方八方?
来た波に対して迎えるべきベストなポジションよりも自分がいたポジションは、沖すぎた、岸すぎた、右すぎた、左すぎた、斜めも含めて四方八方あり得ます。さらにはほんの少しだけ移動することもあれば、テイクオフ直前かというくらい一生懸命斜め沖の遠くまで行くこともあります。上手なサーファーは守備範囲が広いのです。
まずは当てずっぽうでも良いです
乗れる場所と自分の予想とがだんだん合ってきます。やってみないと何ともならないので、まずは縦でも横でもどこでも良いので波を見つけたら移動してみてください。そこから得られることがたくさんあります。
縦の間違い、横の間違い
縦の間違いですが、自分が沖すぎると届かず波に置いていかれます。岸すぎると波はブレイクしてしまいパーリングするかスープで立つかになってしまいます。横の間違いはパワーの無いときが多いですが、パワーのあるピークから外れてしまったと考えてください。あとはダンパーの切れ目狙いについては下記URLパーリング問題を参照ください。
まとめ
波は自分で迎えに行きます。自分がいるポジションがベストだなんて考えないことからです。移動してみてドンピシャで乗れたという経験の積み重ねです。こればかりは経験を積むしかありませんが、波が来たからとがむしゃらに前を向いてパドリングスタートすることをやめればそれだけで一段階ステップアップします。Too Easy!!