プロコーチングでは小波だといつも同じことを言う
私はかつてオーストラリアでマンツーマンのプロコーチングを定期的に2〜3年受けていました。海に到着しその日のコンディションが小波ですと決まって同じことを言われました。私にはメインコーチがいましたが、たまに違うコーチにも教わったことがあります。コーチが変わっても小波コンディションでは皆同じことを言いました。
- ハードパドリング
- 素早く立つ
- 姿勢を低くする
の3つです。「今日は小波だから、〜」と上の3つを必ず言われます。この3つは小波コンディションの魔法です。
ハードパドリング
そもそも日本ではパドリングをハードにやるということを教わりません。YouTubeですと楽に乗る方法が多く出回っているので余計にハードにやらなくなっているとも聞いたことがあります。パドリングを一生懸命やるのは基本中の基本。自分にスピードがついた状態で波を迎える方がスピードに乗れます。小波コンディションですと波の押しが弱いためさらにハードなパドリングが求められます。胸をしっかり押し付けて前に突っ込むパドリングをしてください。がむしゃらにやっていますといつか軸がブレないパドリングができるようになります。同じがむしゃらでも徐々にきれいにできるようになります。がむしゃらにやらないことには何も始まりません。ハードにパドリングしてください。
素早く立つ
しっかりフェイスがあればゆっくり立っても大丈夫です。しかし小波のときは立つ動作そのものを急いでください。素早く立ちます。素早く立つ練習は家でやります。反復練習です。
姿勢を低くする
素早く立った後はすぐにボトムターンをしかけます。波が小さいのでゆっくりしている暇はありません。立ったタイミングでボトムターンするくらいの意識が良いかもしれません。そのためにはとにかく姿勢を低くします。膝をしっかり曲げて体をコンパクトにしてください。小波コンディションでは、身体を伸び縮みさせる時間がありません。最初から姿勢を低くして、即ボトムへのアプローチを開始します。
以上、小波コンディションのレッスン前に必ずプロコーチが僕に伝えた3つのことです。違うコーチも同じことを言うということはこの3つはマストです。たったの3つですから。明日からあなたも小波も乗れるようになります。Too Easy!!