基本を覚えるのはトライフィンが良い
サーフィンのフィン設定はシングル・ツイン・トライ・クワッドと種類が豊富ですが、覚える段階のビギナーはトライフィン(3本)一択です。 癖がなく、ビギナー最大の壁「斜めに進む」を一番練習しやすいから。シングルフィンやツインフィンも"練習になる"と言われますが、それはもっと上達してからの段階の話。この記事では、なぜ初心者はトライフィンなのか、シングル・ツイン・クワッドへ進むタイミングを解説します。
サーフボードにはシングル(1本)、ツイン(2本)、トライ(3本)、クワッド(4本)、その他複雑なものまで色々なフィン設定があります。シングルフィンは練習になる?ツインフィンは練習になる?色々言われていますので迷ってしまいます。
サーフィンを覚える段階ではトライフィン(3本)がベストです
トライフィンは癖がなく馴染みやすいです。難しいこともありません。ビギナーの方にとって大きな壁になる「斜めに進んでいく」という点について、トライフィンが練習しやすいです。斜めに進むコツを掴むならトライフィン、一択です。全く迷いません。ですのでHFBはP8, P5, P3はトライフィン設定です。斜めに進めるようになったあと、アップスやターンの練習も一番やりやすいのはトライフィンです。トライフィンで全部オッケーなので、トライフィン持っておけば間違いありません。こういう時しか使えない、という他のフィン設定のものを買わなくて良いです。
シングルフィンは?
シングルフィンは練習になるって言うじゃん。についてですが、段階ですね!斜めに進めるようになってアップスもできるようになって、その後正しいアップス、正しいターンを練習しようと思えばシングルフィンの出番です。正しい荷重の癖付けです。シングルフィンで斜めに進むコツを知るのは難しいので、覚えてからが良いと思います。HFBのA1は加速やターンの練習用としてご使用ください。5回トライフィンに乗って1回シングルを挟むくらいの頻度で練習すると劇的にトライフィンのサーフィンレベルが上がっていきます。
ツインは?
ツインも練習になります。が、こちらはシングルよりももっと上達してからだと思います。一般的な概念になりますが、ツインフィンは短く設定します。5'3"〜5'10"などが普通の長さです。ここがビギナーの方にとってネックでして短いのでテイクオフの走り出しが遅くなり引っ掛けて波を取ることになります。また乗り心地も独特でビギナーの方がその深いところを楽しめそうもありません。テイクオフを早めるために長くしたツインにしようとしても、こちらはさらに楽しむ観点が深すぎて、ビギナーの方にとっては余計にサーフィンが分からなくなると思います。
クワッド?
クワッドはビギナーの方へ、少しだけ賛成です。トライの次はと聞かれればクワッドでしょうか。ただしビギナーのうちは無理に試さず、トライを乗り込んでからで十分です
まとめ
フィン設定によって練習になると言われるのは、レベルによって変わります。テイクオフや斜めに進む練習をしているビギナーの方はトライフィン一択。その後のレベルもトライフィンがベスト。その他を選ぶときというのは、サーフィンの練習というよりは、サーフィンスタイルといった世界観になります。それはある程度乗れるようになってからの方が良いのではないか、というご提案でした。
著者:福井宏行(HANNAH FIRM 代表) 20歳でサーフィンを開始。なかなか上達できず、人一倍長く苦しいビギナー時代を経験。27歳で渡豪しプロコーチングを学ぶ。帰国後サーフボードの輸入卸を経て、宮城県七ヶ浜にHANNAH FIRMを構える。サーフィン歴26年、これまで約3,500本のサーフボードを届けてきた。ステップアップ専用ボードHFBの開発者。