脱ビギナーは脱ソフトボードから
サーフィン始めて最初に選ぶべきサーフボードはソフトボード、という考え方が主流になっています。私も賛成です。ソフトボードの利点は
- 怪我の心配が軽減
- 超浮力で安定
主にこれら2つです。
怪我
1つ目の怪我はサーフィンしていく上でこの先もずっと気をつけなければならないことですが、ソフトボードは怪我のリスクは軽減されます。サーフィンを何回かやるといつボードが自分に当たりそうになるのか、どうなると人とぶつかりそうになるのかが何となく分かってきますので、その後は必ずしもソフトボードでなければならないということはなくなります。
超浮力で安定
もう1つの超浮力安定のお話ですがこちらも良い点と悪い点があります。卒業の時期が来たら上達のために思い切って卒業してくださいというお話です。
超浮力のお陰で、パドリングが安定します。またテイクオフがパッと決まらなくてもオッケーです。転ばないで持ちこたえてくれたりします。ですのでテイクオフの動作を覚える段階ではとても有効な超浮力だと思います。(この考え方ですと、サーフィンスタートがロングボードでも良いです。立つ練習に特化できれば。)
ソフトボードのデメリット
ではソフトボードのデメリットは何でしょうか。ここはとても大事です。
浮力ありすぎてボードを斜めに向けることが難しい、レールを入れるのはもっと難しい、という点です。上級者なら可能なことですが、ビギナーにそれはほぼ無理かもしれません。サーフィンは岸に向かってまっすぐ走るというよりは波のフェイスに乗るものです。そのためにはボードを斜めに向けてボードのレールを波のフェイスに噛ませます。その動作がソフトボードでは難しいです。普通のファンボードだと可能になります。HFBのP8はそのために作っています。
まとめ
ソフトボードでテイクオフの練習を終えたらいち早くソフトボードを卒業しましょう。いつまでも乗っていますとまっすぐ走ることが完成形で固まってしまい、まっすぐサーファーになってしまいます。斜めに走りやすいボードへ変更するのが第一ステップです。