フィニッシュをカッコつけよう
ビギナーから中級者まで幅広く改善が必要な「フィニッシュ」について。こちらはプロコーチングでも必ず内容に上がるとても重要な事項でありますが、こだわっている人が少ないです。
ビギナーの方は最後までライディングする
波を使い切る練習を取り入れてください。1本の波を最後まで乗り切ります。そうするだけで勝手に上達します。波のどこにどうやって乗れば進むのか、または終わるのか、体重のかけ方など、総合的に理解していき乗れるようになります。これなくして上達はありません。どうやったら最後まで乗れるか。一番最後はファイティングポーズでカッコつけて決めてください。私もファイティングポーズで岸に向かって走るのは最初は恥ずかしいなと思いましたが、旗から見るとそうでもない、意外と普通の光景です。少し照れて下を向いて乗り終わる方が見た目はイマイチです。しっかり最後まで乗り切って体重のかけ方学んでください。
中級者の方はフィニッシュを取る
まだリッピングがままならないレベルの方、波の最後のセクションで技をしかけようとしますが、その時、わざと自分からこけに行く人が本当に多いです。インサイドにクローズアウトセクションが待っていて、どうせ無理だからということで。思い切って当てには行くのですが、あとは派手に転ぶというスタイル。これも一種の照れ隠しなのかもしれません。私はそうでした。まずはそれをやめてください。絶対にフィニッシュを取る（ファイティングポーズを取る）！と決めてください。そうすると進歩の望めないわざと転ぶがなくなります。まずは転ばないために着地を考えるようになります。膝を柔らかくして衝撃を和らげて低姿勢になります。しっかりボードが砂浜に向いてないとフィニッシュは取れませんので、サーフボードが砂浜を向くようになります。顔が上がり、骨盤は前を向いている、フィニッシュを取ってライディングを終了するようになります。波の途中では余裕がないこともありますが、フィニッシュならファイティングポーズ取れると思います。リッピングする→フィニッシュ取る、を失敗しながらでも積み重ねていると、波の途中でも安定して次のアクションに繋げることができるようになります。ということはリッピングが完成するということです。フィニッシュは中級者こそ大事なテーマです。
まとめ
フィニッシュを取ってカッコつけることは、ひいてはリッピング完成に繋がるという大事な練習課題です。最後まで波を使い切りファイティングポーズで終わる、ただそれだけです。Too Easy!です。思いっきりカッコつけてください。
ファイティングポーズについては、テイクオフはファイティングポーズを参照ください。