ビビるとテイクオフが遅れてしまう
大きい波が苦手というご相談を多くいただきます。周りのサーファーは最高の波だと言いながらニコニコ乗っています。なぜだろう。自分だけ怖いの?
なんてことはありません。みんな怖いです。
波のサイズが技量でも書かせていただきました。レベルごとに怖い波が変わっていきます。中級者は上級者しか乗れない波が怖いです。問題ありません。怖いということが正しいです。
今村厚プロに聞いてみました
冬のノースショアに行く日本人が全然いなかった頃、先人を切ってビッグウェーブに立ち向かったレジェンド今村厚プロ。彼に「行くか行かないかの決断は?」と聞きましたところ「メイクできそうかどうか、できそうが50%を超えれば行く」と答えてくれました。彼らも自分にとっての限界のサイズの波を攻めるときは恐怖感があるはずです。50%を基準にして行けそうのほうが少しでも強ければなりふり構わず突っ込むそうです。もっと安全にサーフィン楽しんでいる方が多いと思いますので、70%くらいにしても良さそうです。
中途半端だと怪我をする
彼らビッグウェーバーは怪我をするほどの波に挑戦しています。もちろんそれと比べれば小さいですが、小さいと言えどもリスクは我々も同じです。今村厚プロは行くか行かないかを決断することが大事だと教えてくれました。中途半端な気持ちで行くと遅れるためです。行くなら行く、行かないなら行かない。100かゼロです。これはサーファー全員に当てはまると思います。
- ホレる波が苦手
- ビビるとサーフボードを見てしまう
- ビビって腰が引けてテイクオフが遅れてしまう
- 刺さるのが怖くて乗れない
- 高い波に怖気づいてしまう
などのご意見があります。これらでは中途半端な気持ちで行くことになるので行かないが正解です。いや、行くんだ!と決めた場合、メイクできることを信じてテイクオフの遅れが無いようにフルパドルです。もう後には引けません。少しも緩めない、全力でパドリングします。パドリングしている最中に迷いがあるときはテイクオフが遅れますので巻かれます。
まとめ
大なり小なり、サーファーなら誰でも行けない波があります。その技量のギリギリのサイズのときは、行くか行かないか決断が大事です。中途半端では怪我をします。怖いときは行かない決断を、行くなら本気パドルで乗ってください。