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      合計

      海へ還ろう

      ミニマリズム 情報編

      ミニマリズム 情報編

      膨大な情報に触れられるようになったことで、世界は広がるどころか、ひどく狭く貧しくなった。

       

      我々は情報の檻に閉じ込められ

      世界と断絶している。

       

      情報を得ることでは世界は広がらない。

      情報を落とすほど世界は広く豊かになる。

      大切なのは、世界を知ることではない。

      感じることだ。

       

      実体験を持たない知識なんて

      クソ以下だ。

      何の役にも立ちはしない。

       

      教わるな、学べ。

      体験に飛び込め。

      失敗を得に行く。

      失敗を得に行く。

      やるかやらないか考えている時間。

      やらない理由を探している時間。

      その同じ時間を、実行、実践に注げば

      どんどん成功や失敗をすることができる。

      あれこれ考えるより、

      早く確かに答えが得られ、次に進める。

      そして何より、成功は自信を

      失敗は知恵と深みをもたらす。

      動いて失うものなどない。

       

      迷わず、動け!

      海に走れ!

      ニセモノの街

      ニセモノの街

      ニセモノの街で今日もニセモノの朝が来る

      ニセモノのニュースがテレビから流れ

      ニセモノの朝食を済ませる。

       

      ニセモノの価値のために働き

      ニセモノの充実感を得る。

      ニセモノの夜が来て

      ニセモノの帰路につく。

       

       

      ニセモノの疲れを癒すため

      ニセモノの友人とニセモノの店に入る。

       

      いらっしゃいませ!何名様でしょうか?

       

      2名で!

       

      2名様で!カウンター席へどうぞ。

       

      マスターいつものニセモノください!

       

      あいよ!ニセモノ一丁!

      今日のニセモノは新鮮でね!

      もちろん国産のホンモノのニセモノですよ。

       

      ここのニセモノはホンモノだ

      俺の舌はホンモノのニセモノが大好きだ。

       

      あー、これホンモノが少し混ざってるから

      サービスしときました!

       

      いやあ、ありがとう

      いただきます!

       

      ホンモノは摂りすぎると体に悪いし

      ニセモノの味が落ちちゃうんだよなあ。

       

      マスター、ホンモノとニセモノの境目ってどこなの?

       

      あー?お客さん困るよ。

      あんま大きい声で聞くなよ、

      ん?ほれ、これホンモノの塊だ。

      ホンモノのホンモノだ。

      純度70を超えたホンモノは

      今じゃ違法だから、他で喋らないでくれよ?

      炙ったふりしてナマでイッてみ。

       

      あ、すみません

      いただきます。

       

      そのホンモノを口に含んだ瞬間

      多幸感に包まれた。

       

      なんでこれが違法なの?

      ホンモノの方がいいじゃんか。

       

      さあな、ただニセモノが増え始めた頃から

      ホンモノが規制され出したんだ。

      国民をダメにしちまうからって。

       

      そんな、それじゃニセモノの為に俺たちは生活しているの?ホンモノも知らずに。

       

      嗚呼、そうだ

      ホンモノを知っているのは

      今じゃわずかな年寄りか

      産まれたての子どもだけだ。 

      それと好奇心を捨てずに感覚で生きてる

      ルールの外側にいる奴らだな。

      "向こう側"とか言ってたな。

      チッ、誰か通報しやがったな…

       

      赤いサイレンが店の前で止まる。

       

      先程から無言のニセモノの友人を見ると

      食事に手をつけていない。

       

      お前か!このクソが!

       

      ガラガラ

       

      ホンモノ所持で逮捕する!

       

      気がつくと45人の警官に押さえられ

      後頭部を警棒でガチんと殴られた。

       

      っつっ、ゔぁっ!

       

      そのタイミングで目が覚めた。

      なんだ、夢かよ。

       

      ん?待てよ。

      この現実はホンモノか?

      仮にホンモノの現実だとして、

      ほんのりとニセモノの匂いがしないか?

      ホンモノのホンモノだけ集めて生きたいね。

       

      HFB

      向こう側コンセプト

      フロー

      何かを為す力は、自分で絞り出すのではなく、ただ自分を通して現れる。

       

      大切なのは、力の通りをよくすること。

      焦りや力みは流れを詰まらせ、力を削ぐ。

       

      くつろいだやる気。

      落ち着いた情熱。

      それが最高に力を引き出す。

       

      それがフローってやつなんじゃないか?

       

      HFB

      打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか。

      打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか。

      20:20

       

      よしっ行くか

       

      おう!

       

      この季節には珍しくフルスーツに着替える。

       

      打ち上げ花火をサーフボードの上で

      海に浮かびながら見るためだ。

       

      警備員にバレない様に少し遠いところから

      パドルアウトする。

       

      俺が先頭を切る

      波はほぼ無いに等しい。

      夜をそのまま溶かした様なビロードの海は

      吸い込まれそうで1人では少し気が引けるが

      暗闇の中でも仲間のニヤニヤとワクワクが伝わってくるから怖くない。

       

      ズドッ

      ヒュ〜ッッッ

      ドンッ!パパーッン‼︎‼︎

       

      むちゃくちゃ綺麗だ

      闇夜に飛び散る色彩豊かな光の粒を

      海が大きな鏡になり映して

      まるで花火の中に浮いているようだ。

       

      花火はどんどん勢いを増していく。

       

      花火が上がるたび照らされる仲間の顔も

      イキイキしていて俺は大満足だ。

       

      そろそろラストかな?

       

      花火師がご乱心か?と疑うほど

      間髪入れずに打ち上がる。

       

      ほんの数秒、一刹那のタメの後

       

      今までのより高く高く細い光が昇って行く。

       

      ひゅ〜〜〜〜〜しゅっ!

      カッ!

      どパパパパパパパサパサっっっ

      しゃぁあぁあぁあぁあぁ〜ッッッ

      だばばばばばばばばばばッ

      しゃぁあぁあぁあぁあぁ〜

      だぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼッッ

      しゃぁあぁあぁあぁあぁ〜ッ

       

      大輪の枝垂れ柳が空も海も埋める。

       

      ふぅ、俺これが1番好きなんだよね〜

       

      自分もッス

       

      俺は〜連チャンのあの赤いやつかなあ

       

      俺も最後のが好い!

       

      各々想い想いに感想を述べる。

       

      で、みんなどうだった?

       

      めためた最高!

       

      だろ?まあ、俺といたらいつでも最高よ

      んじゃ戻るか。

       

      砂浜に戻り着替え焚き火を囲む。

       

      乾杯!

       

      星がよく見えた、今日は新月だ。

      星が流れる、波の音と海風もちょうどいい。

       

      まるで夢見たいだな

      シチュエーションに酔う。

       

      俺達が見ている景色が夢だとしたら 

      最高にアホらしくて笑えて 

      スリル満点の夢にしよう 

      一瞬のまやかしだとしても

      錯覚や幻想だとしても 

      信じていたいと思える何かを見つけたんです この夏はきっと終わらないって

      なんとなくそう思った。

       

      永遠よりほんの少しだけ長く

      こうしていれたらなあ

       

      気づくとテントに入らず

      焚き火の横で寝落ちしていた。

       

      あれ?どこからが夢だったんだろう。

      現実と夢との境を曖昧にしてしまうような

      そんな夜があといくつ待っているのだろう

      そんな切なくて淡い疑問も

      懐かしい人肌のような夜風にさらわれて

      波音にまぎれ夏の真ん中に溶けていった。

       

      あ、ちくしょう

      思い出の数だけ蚊に刺されてやがる💢

      パピコ

      パピコ

      4歳の頃

      じいちゃん家の庭の

      鯉のぼりの下で食べた

      懐かしさをともなうアイスがパピコだ。

      今はばあちゃんしか住んでいない。

      ホワイトサワー味だった。

       

       

      16歳の頃

      気になる娘のバイト終わりを狙って

      パピコを買って行ったら

      その娘もパピコを買って待っててっていう

      甘酸っぱい思い出とセットのアイスがパピコだ。

      年末に「来年の2月に結婚するんだあ」って連絡が来た。懐かしさにほろ苦さが加わって

      大人になるってこういうことなんかな、嗚呼。

      定番のチョココーヒー味だった。

       

      ついこないだ海上がりに

      コンビニの駐車場で半分こしたのは

      レモン味だった。

      その日に梅雨明けが発表されたので

      そのやさしい酸味は一生俺の中で

      "夏の始まりの味"になった。

       

      そして今

      マスカットオブアレキサンドリア味という

      なんやよく分からんカッコ良すぎるパピコが出ている。

       

      いったいこの味はどんな思い出とリンクするのだろうか。

       

      本当の贅沢ってのは

      仕事を頑張った自分へのご褒美に

      1人でハーゲンダッツを食べることじゃあねえよ。

       

      海上がりに温泉に入って

      大切な誰かと夕陽を眺めながら

      パピコを半分こすることなんだよ。

       

      俺の夏を半分やるよ

      パピコで乾杯しようぜ。